KOUJIN SUGAHARA MUSEUM 菅原洸人オンライン美術館
 
 
菅原洸人オンライン美術館

ポン・ヌフ界隈

ポン・ヌフは新しい橋という意味ですが、1578年に建設が始まり、1607年に完成した、パリに現存する最も古い橋なのだそうです。このページにはポン・ヌフが描かれた作品と、その隣にあるシャンジュ橋を描いた作品を集めました。シャンジュとは両替の意味で、かつて橋の上に両替商が並んでいたそうです。

このページを準備していた時(2020年5月31日)、環境アーティストのクリストが亡くなられたとのニュースが入ってきました。彼は1985年にポン・ヌフを梱包していますが、伯父は梱包された橋を見る機会があったかもしれません。クリストの次のプロジェクトがパリの凱旋門の梱包で、今年の秋に行われるはずでしたが、新型コロナウイルス禍で2021年に延期となりました。このプロジェクトは芸術家亡きあとも実施されるそうで、元気づけられます。菅原洸人オンライン美術館も頑張って続けたいと思います。

伯父の日記「初冬パリ日記」から(1991年)

「・・・いずこもクリスマスを控えて、玩具売り場は華やかな飾り付けで、子供づれの客で賑やかだ。目的の品は見つかったが次回にしておしゃぶりを買う。まだ見ぬ孫への初の買物だ。何となく気持ちがほのぼのとするものだ。外へ出てポン・ヌフ畔で一枚描く。バスてサン・ミッシェルへ。小雨に煙る舗道並木が銀灰色に濡れて美しい。人波の中でスケッチ。空も街並みもグレーのままにたそがれる。・・・」(11月19日)

伯父の日記「新緑パリ日記」から(1995年)

「・・・午後二時出発リボリでメトロをおりて河畔へ。樹木の新緑の葉がまだチラホラなのでスケッチには最高だ。芸術橋の上でまた風景や人々を眺めたり描いたりして、こんどは河畔におりてブラブラ歩いてポン・ヌフへ。公園に入ると木陰のベンチに憩う老夫婦に恋人たち、まさに絵のようなこの優雅とも見える風情はどこから来るのか。考えさせられる。・・・」(4月11日)

作品ページもくじ

パリのカフェ1
パリのカフェ2
パリのカフェ3
パリのバー etc.
パリのクレープ屋
パリの八百屋と屋台の焼栗屋
パリの花屋
パリの雑貨屋と衣料品店
パリの靴屋
パリの酒屋 etc.
パリの骨董屋と蚤の市
パリの蚤の市
パリのメトロと広告のある壁
パリの街角1
パリの街角2
パリの下町
サン・マルタン運河1
サン・マルタン運河2
モンマルトル界隈1
モンマルトル界隈2
サクレ・クール寺院1
サクレ・クール寺院2
サクレ・クール寺院3
ノートルダム寺院1
ノートルダム寺院2
パリの公園1
パリの公園2
コンコルド広場界隈
ポン・ヌフ界隈
セーヌ川畔1
セーヌ川畔2
セーヌ川畔3
セーヌ川畔4
セーヌ川畔5
セーヌ川畔6
エッフェル搭が見える風景
メニルモンタン地区ほか(パリ風景画完了)